強弱と高低

Python3をメインに

国際会議で口頭発表をする人のために

確認すべきこと

  1. 発表する国際会議の現地時間
  2. 発表時間と質問時間
  3. セッション名

何時から口頭発表するのかや,発表していいのは何分間か? という情報が無いことにはスライドは作りようがありません. あとは質問時間.大体の国際会議は発表+Q&Aで25分とかで指定されていますが, 中にはQAは最低5分取れと指示があったりもします.

あとはセッション名も確認しておきましょう. セッション名と自分の発表タイトルがどこで繋がっているかにより, 聴衆は変わってきます.QAが出ず座長から質問されることの無いよう聴衆が聞きたいものを想定します.

スライドやスクリプトは何を参考にするか

スライド

スライドは好みの問題が大きいため,イキリサイトみたいにあーだーこーだーとは言いません. スライド作成術みたいな書籍でも参考にすれば良いと思います. ただし,1つ言うとしたら,割と字は入れて良いと思います. 字を少なくするのが時流ですが,我々は英語が母国語ではないので 思ったことを口にしたときに英語がとっさに出てきにくいと思います. スクリプトを読み上げる発表だけは避けるべきですから,スライドを見てポインターで指示しながら 自然とスライドを見てスクリプトが思い出せる程度には字を入れてよいはずです. スライドに書かない部分としては,

  • 間投詞 All right,ok, well... とか
  • I'd like talk about ~,In the next slide, I'd touch on ~ とかの表現

スクリプトを全部スライドに書いていて,肝心の図が小さすぎて見えないというアジア人も 観測したことがあります.あと,分野によっては字だらけのスライドでOK!というとこもあるようですね. 慣例に習うもよし,フロンティアを拓くもよしで,最後は指導教員と相談でしょうかね.

スクリプト

スクリプトは,暗記します.発表の場で読み上げるのは推奨されていませんし, 日本人以外やっているのを見たことないレベルとも言われます.上述した通りですが,一部矛盾に思われるかもしれません.暗記するけども,暗記しないと終わるようなスライドは作らなくて良いです.例えば,全部写真とかのああいうカッコいいやつです.覚えることがプレッシャーになってしまうので,スライドの中にキーワードやセンテンスを入れ込んでしまえば良いと安心しましょう. 最もプレゼンテーションの中で言いたいところは確実に滑らかに言えるようにしましょう.

肝心のスクリプトは,書籍とネイティブスピーカーに頼るのが一番だと思います. Web記事もあるにはありますが,ネイティブチェックが入っているちゃんとしたとこ以外は, 英語表現の参考には到底なりえないと思います. 自分が使った書籍は,「国際学会 English スピーキング・エクササイズ 口演・発表・応答」(ISBN-13: 978-4263433393) というものです. Amazon CAPTCHA 使える表現が結構掲載されているので使えました.CDも使ってリスニングの助けにもなりました. 他にも何冊が読みましたが,一番良かったこの書籍を紹介しておきます.


初めて海外に行く人向けには,

  1. パスポートを取得すること
  2. 往復の飛行機を予約すること

のここまでを出発の1ヶ月前までに終えられるような時間感覚でいたほうがいいですよ,と言っておきます.